観光資源5体系
従来の観光資源は、一般に「自然観光資源」と「歴史文化観光資源」の2つに分類されたり、地域資源として「自然系・社会系・人文系資源」に分類されてきた。
しかし、現在のように社会が成熟化された時代では、この枠組みでは、マーケティングやその戦略が見えてこなかったといえよう。
そこで、重要となる理論が、小塩稲之の「観光資源5体系」(小塩稲之:2008年、2010年「地域資源、観光資源活用」論文資料から引用)である。
観光資源を縦軸に「自然景観」、「生活文化」、「伝統的歴史」、「スポーツ」、「芸術」の5つに分類し、横軸には具体的な「観光資源」、「観光地」、さらに小塩稲之は、時代により、変化し、変貌する「コトづくり」と「場おこし」の視点項目を加えた観光資源への活用が重要であると提唱している。
資料協力:日本観光文化協会
日本観光文化協会は、地域の観光や特産品、歴史、文化について一定の知識を持つ人に「観光特産士」、上級ライセンスとしての「観光コーディネーター」の合格証を授与しています。