「マネジメントマーケティング」とは、小塩稲之が提唱した理論。「経営ビジョン、経営計画を含むあらゆる企業活動においてマーケティングが常に先行する」という考え方です(関連書籍:「モノづくり・コトづくり・場おこし学」に詳しい)。
これまでのマーケティングは、研究、開発、製造、人事、財務、営業などと並ぶ企業活動の一部として捉えられてきました。しかし、マーケティングを単機能として実行し、その結果を持って他の機能の適応を進めることでは市場への対応が追いつかなくなっています。そこで、これからはマーケティングを単機能としてではなく、あらゆる取り組みにおいて先行する全社的な概念とし捉え実行し適応することが必要です。これが「マネジメントマーケティング」です。「マネジメントマーケティング」は、川下から川上を見つめ、経営全体、経営の根幹までを含めて構築するものです。マネジメントマーケティングとは、いわば「市場の視点」から企業の活動全体を見るものといえます。
マーケティングを単機能としてではなく、あらゆる取り組みにおいて先行する全社的な概念として捉え実行し適応すること、これが「マネジメントマーケティング」(略称:MM)である。MMの考え方は、川下から川上を見つめ、経営全体、経営の根幹までを含めて『市場の視点』から構築するものである。
資料協力:(社)日本販路コーディネータ協会